2008.06.15 (Sun)
何に使うの? What’s this for?

母のコレクションから・・・。
といっても実用で使っているカトラリーですので、コレクションと言うほどのものでは
ないですね。
実はこのフライパン返しのような形が気に入って購入し、主に煮魚をよそうときに
使っているのですが、先日、アンティークショップの方に伺ったところ、
Oil Sardine専用のカトラリーと判明。
魚料理に使っていたので、まんざら間違った使い方ではなかったのね、と二人で
大笑いしてしまいました。
そういえば、サービングするには丈も短いし、フライパン返し部分は湾曲しているし、
Oil Sardineの缶詰にあててみると、いわしの身をくずさず、でも余分なオイルは
すくわずに済み、本当によくデザインされたカトラリーでした。
その機能性からいって、とても1912-13年製のものとは思えないほど。
母はよく、用途もわからず、一目ぼれして購入するのですが、
思いがけないところで、本来の使用目的がわかったりするのも
アンティークものの面白さ。これからも大切に使ってね。
2008.06.04 (Wed)
革張りの箱 Decorative presentation case

さて、これは何でしょう・・・?

カブトガニのような、新型ヘルメットのような???

正解は・・・ 150年ほど前のロケットペンダントのお箱でした。
この時代は、ヴィクトリア女王が喪に服し、ロケットやジェットなど、mourning accessaryと
呼ばれる故人をしのぶアクセサリーが非常にもてはやされた時期です。
こちらもその時代のもの。テレビやビデオのない時代。写真だって一生にそう何枚も
撮ったわけではないと思います。愛する人の写真や髪の毛をロケットにしのばせ、
肌身はなさず持っていたのですね・・・。
このケースももちろん、モロッコ革のハンドメイド。
これだけ凝った作りは珍しいのでは?
ペンダント表面にモノグラムも入っているので、完全なオリジナルのオーダーメイドのようです。
きっと高貴な方が身につけられていたのでしょう・・・。
アメリカのオークションからの写真でした。
2008.03.11 (Tue)
はさみ続きで・・・ Scissors again・・・

今日も引き続き、はさみのことを・・・。
その大きさが16センチということもあり、あまり実用的ではないのですが
お気に入りのこうのとりのはさみです。
こちらもドイツのヘンケル社のもの。
日本では「ヘンケル」とか「ゾリンゲン」で通じていますが、どうやら最近
ドイツでの「Zwillings」を正式社名にされたようですね。
トレードマークの「双子」という意味だそうな・・・。

このはさみのミニチュアをアンティークで購入しました。
お母さん鳥は羽の部分がシルバーですが、ベビちゃんはすべてゴールド。
まったく同じものではないのですが、本物のこうのとりだって、赤ちゃんのときは
親鳥とは羽が違いますものね。

メーカーも違うようで、お母さん鳥はヘンケル社の刻印が。
ベビちゃんはただ「Germany」としか入っていません。
さきほどアンティークで購入、と書きましたが、「W.Germany」と入っていないところを見ると、
ごくごく最近のものかもしれません。 それとも東西に分かれる前・・・?!
はさみとして切ることはできますが、普段はチャームとして、お母さん鳥につけています。
ヘンケル社の歴史も面白いので、ご興味のある方はHPを覗いてみてくださいね。
http://www.henckels.co.jp/company/history.html
双子マークの変遷、知っておくとアンティークマーケットで役立つかも・・・
タグ : j.a.henckel solingen こうのとりのはさみ
2008.03.09 (Sun)
はさみのこと About Scirrosrs・・・

以前にも紹介したことのあるはさみのことです。
15年ほど前、ぼろぼろの革のケースに入ったはさみを祖母から貰い受けました。
小さい頃から「なんて汚いケースなんだろう・・・」と知っているものでしたが、
そのはさみが80数年前にドイツに留学していた明治生まれの祖父のものだということ、
そして刃物で有名なSolingenのHenckel社のものだということは、その時初めて知りました。
医師をしていた祖父は留学先で、日本のものとは違う洋鋏を、美しいと思ってもとめたのでしょうか。
医療用のはさみではないので、祖母へのお土産だったのかもしれません。
そんな思い入れのある品物でしたが、あまりに状態が悪く、修理してもらおうと
日本の代理店に電話で問い合わせたところ、「できません」の一点張り。
ならば・・・!となんとか調べてドイツの本社に手紙とはさみのカラーコピーを送ってみました。
何かしら返事がくることを祈りながら、でも駄目でもともと・・・と自分であきらめようとしていた矢先、
返事が来たのです。しかも社長直々に・・・!
「おじい様の思い出の品を、私どものクラフトマンが必ずや元通りにしてみせますから
すぐにドイツに送ってください。」という心強い言葉と一緒に。

一ヶ月ほど過ぎたでしょうか、小包が送られてきました。
修理の行程がわかるように、それぞれ3枚の写真が同封されていました。
↑左から、錆び付いていた元の状態、中はねじをはずし、錆を落とした状態、右が磨きをかけ、
金メッキをほどこしたもの。

こちらも同様です。 始めはHenckelの文字もほとんど見えなかったものがきれいに
磨かれ、新品同様になって帰ってきました。

小包には請求書がはいっていなかったので、その旨、手紙を出したところ、先方からの返事がまた
私を感激させてくれました。
「おじい様は私共の古いお客様です。このはさみはそのおじい様からあなたの手に渡ったもの。
お代をいただくわけには参りません。 これからも末永く大事にお使いください。
それが私共の喜びです。」
古いものですが、棚に飾るのでなく実用に使う主義なので、それから毎日のように
このはさみたちは活躍してくれています。ぼろぼろだったケースはそのまま引き出しにしまい、
敬意を表してカルトナージュでケースを作り変えました。
ドイツのクラフトマンシップ、マイスターのプライドが、時間も、距離も遠く離れた私の手元で
今日も息づいています。
2008.01.25 (Fri)





やキャンディー
を入れておくものですが、我が家では
。
とくるものが無く、ようやく2年前に出会えました。

